随時ガイドの説明
1) 事務局は、ガイド希望日時・場所・国籍・希望言語・人数・連絡方法・担当ガイドへの希望 などを確認し、AGGNの活動としての妥当性や安全性を考慮の上、対応可能と判断すればガイド依頼を受け付けます。 2) 依頼の受け付けは、ガイド実施日の1週間前までを目安とします。 3)ガイドの交通費・施設入場料・食事代などは依頼者負担となることを依頼者に説明し了解を得ます。
1) ガイドの募集は、基本的に事務局から会員への一斉メールで行いますが、実施日までに時間的な余裕がない場合は、個別に協力を要請することもありますので宜しくお願い致します。 2) ガイド募集に対して募集人数以上の応募があった場合、事務局は過去のガイド経験などを考慮しつつ、なるべく多くの会員が公平に経験を積めるように配慮してガイドを指定させて頂きます。 3) ガイドが決まったら、事務局は、依頼者についての情報をガイドに伝え、依頼者には担当するガイドの氏名と連絡先(携帯電話番号等)を伝えます。 4) 複数のガイドが一緒に担当する場合は、その中の一人が連絡係になります。
随時ガイドコースのご紹介
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トヨタ産業技術記念館
徳川園
白鳥庭園
1) ガイドを担当する会員の方は、事務局からの情報をもとにガイドの計画を立てて下さい。ガイドが複数の場合は、連絡係を中心に、ガイドの分担や事前準備などを担当者同士で相談して下さい。
2) 当日の待ち合わせ方法などについては、必要に応じて、ガイドと依頼者が直接連絡を取って確認しましょう
名東高校の生徒を対象とした名古屋城ガイドのデモンストレーション(名古屋城随時ガイド)
経 緯 :
名東高校から、生徒を対象とした名古屋城ガイドのデモンストレーションを依頼された。
2015年から毎年行っている活動。2018年5月、2019年5月は菊里高校の生徒も参加。
例年は5月下旬に実施していたが、本年は新型コロナウイルス対策で4月10日から名古屋城が閉園(6月1日に再開)の為に時期を変更し、名東高校のみ参加での実施となった。
ツアーの状況 :
9:45 東門で集合。 挨拶、グループ分け。
10:00 東門を出発。 グループ毎に表ニ之門、本丸御殿、不明門、西之丸と見学。
12:00 西之丸で集合写真を撮影し解散。
A グループ 3名(女子3名 男子0名)
生徒さんは全員帰国子女でした。英語力はある程度あり、進めやすかったです。私が話すことをみんな真面目にメモしてくれていました。
本丸御殿内で説明出来なかったことが残念でしたが、後で印象を聞くと、天井のデザインが段々変わっていくのが特に面白く、それは教えてもらわないと気付かないので、今回知って良かったとのことでした。(市川)
B グループ 3名(女子0名 男子3名)
日本語で説明した後、英語でも同じ内容を話し、知らなそうな英単語には解説をしました。
ガイドで良く使用するが学校では習っていなさそうな英単語やフレーズのプリントを作っておき渡しました。皆さん礼儀正しく熱心に聞いて下さり時々質問も英語でしてくれました。
いくつかは答えられなかったので、もし他の方でも回答できなかった質問があればまとめて学校に送ると良いと思いました。
本丸御殿内ではガイドできないので、入る前の説明でかなり時間を使ってしまい結果的に 30 分
超過しました。本丸御殿内で説明が可能であれば 2 時間で収まると思います。
下記の質問があり、4 つは分かりませんでしたが帰宅後調べてわかりました。
1) 本丸御殿は家光の他に誰が泊まったか?
→家茂と回答
2) 天守閣の高さは?
→全体で約 56m(石垣 19.5m+天守 36.1m)と回答
3) 鹿をなぜお堀に入れたのか?
→観光のためかもしれないが分からないと回答
No1 ガイドメモ総集編 P76 に「江戸時代に城内で飼われていたが
木々の芽を食べたり危害が及んだりしたので堀に放した。」とありました。
4) 名古屋城の石垣は全部で何個くらいの石で出来ているのか?
→回答できず。
No1 ガイドメモ総集編の P41 に「10 万〜20 万個」とありました。
5) 金鯱の表面に貼った金箔は剥がれないのか?
→回答できず。
後で本で調べたら金箔の表面を樹脂塗装してあると知りました。
6) 昔の人はどうやって金鯱を屋根に上げたのか?
→回答できず。
No1 ガイドメモ総集編の P33 に「天守閣の外側に足場を組んで上げた」とありました。
(氏田)
C グループ 4名(女子3名 男子0名 引率の先生1名)
高校の生徒さんにガイド実地研修をするのは初めてのことで、戸惑いながら進めていった。事前に昨年の随時ガイド報告書を読み、その中で「名古屋城ガイドで必要な英単語を用意して…」とあったので、私も用意しプリントにして各自に渡しガイドを始めた。
まず英語で説明し、補足に日本語を入れ、その後各所で質問に答えてもらった。皆、しっかり聞いてくれ、また質問にもハキハキ答えてくれた。
途中参加の女子生徒が天守閣の石垣の刻紋に気が付き、生徒から質問を受けた。刻紋につい
ては説明済みだったが、積極的に興味を示してくれたのがうれしく、再度英語で説明した。その時改めて気が付いたのだが、いつもは本丸御殿の入り口付近で刻紋について説明するのだが、天守閣の石垣の方が鮮明に残っており、こちらで解説するのもいいかな、と感じた。
これからもゲストや生徒の質問からの気づきを大切にしたい。 (末松)
D グループ 4名(女子4名 男子0名)
「名古屋城ガイド用語集(英語)」(長崎作成)を配布し、先ず二ノ丸広場で名古屋城築城の時代背
景、徳川家康が諸大名に築城を命じた天下普請であったこと、名古屋城の政治的役割、築城か
ら現在までの歴史、令和の木造天守閣再建計画の順に日本語と英語で説明した。説明後、理解
度を確かめるため英語で Q&A タイムを設けた。
二ノ丸庭園(石庭部分)→埋門→清正石引像→東南隅櫓→表ニの門→枡形→本丸御殿→天守
閣→西南隅櫓の順に各ガイドスポットで英語と日本語で説明後に英語で Q&A タイムとした。
生徒の様子は、上記の用語集見ながら熱心に私の説明を聴く姿が印象的であり嬉しく感じた。
殿様の住居は天守閣だと全員が思っていたようで、実は、御殿だったことを知って驚いていた。
最後、時間に追われて急ぎ足になったが、全体的に educational な内容の研修が出来たと思います。(長﨑)
E グループ 4名(女子4名 男子0名)
このグループは全員まだ一年生で英語はこれからということでしたので、基本は英語で説明し、少し英語で紹介するといった形をとりました。
紅葉も綺麗だったので庭の一部と、茶道を習っている生徒さんもいたので、お茶室もご案内しました。 水琴窟を実際に使ってもらうと、大変喜んでいました。
音色だけでなく、仕組みにも興味を持ってもらえたようです。
説明に熱心に耳を傾ける姿が印象的でした。 (松本)
Fグループ 3名(女子3名 男子0名)
お城の防御システムの基本的な知識、名古屋城ができたころの時代背景、どんな話題が外国人
に喜ばれるかについて話をしてから、お城のパンフレットを参考にしながら、ガイドスポットごとに英作文をしてもらった。その後、それらの場所ごとに村松がガイドデモをした。「答えられない質問を受けた時はどうすればよいか」と聞かれたので、考える時間を与え、その後2・3の英文を示した。本丸御殿ではガイド活動禁止のため、入殿前に資料を使って中の様子を詳しく説明した。自分たちの資料作りのため、写真もさかんに撮っていた。 (村松)
G グループ 5名(女子5名 男子0名)
東南隅櫓など戦闘目的の建物は耐火の為に瓦葺きの屋根と漆喰塗りの壁となっているのに対し、本丸御殿は平和目的である為杮葺き(こけらぶき)の屋根を持ち、檜の柱も見える美しい外観を持っている事を説明した所、特に興味を示してくれた。(山口)
SYDONEY- NAGOYA SISTER CITY COMMITTEE 訪名団の白鳥庭園ガイド(白鳥庭園随時ガイド)
経 緯 :
SYDONEY- NAGOYA SISTER CITY COMMITTEE の訪名団を白鳥庭園に招待するについて、川島庭園所長から AGGN へガイドの依頼があり、事務局からの募集に応じて二名で実施。
ツアーの状況 :
当日 2:00 p.m. に正門にて所長、担当者らと待機。出迎え。 入園 2:15 p.m.2 班に分かれて、里山、瀧、竹林、遊濱亭、織田橋、出会橋、宮の渡し、などを巡り、3:00 p.m. 全員を清羽亭に案内。
幸い大した雨も無く、皆様は、金木犀の良い香り、きれいな流れ、三椏、水琴窟、錦鯉の餌付けなどに満足されていた(副松勲,谷口範子)
ペンシルベニア州在住の方の熱田神宮のガイド(熱田神宮随時ガイド)
・ 本宮前で神道、神社の概要説明
神道は日本固有の民族宗教で、紀元前 1,000 年~紀元後 250 年に始まった。
キリスト教や仏教と異なり、神道には教祖、教義、教典がない。神道は自然信仰であり、多神教である。
古代の日本人は自然物に神が存在すると考えた。例えば山、大きな木、大きな岩である。
彼らは自然の神を祀り自然の恵みを享受し、自然との共存を探求した。
現在日本には大小合わせて80,000以上の神社がある。神社とは神が祀られている所。
数多い神を大きく3つに分類することができる。一つ目が自然の神。具体的には富士山で、麓の神社に祀られている。二つ目が歴史上の偉人で、例えば徳川家康である。彼は世界遺産に指定されている日光東照宮に祀られている。三つ目が天皇の祖先である。実際、熱田神宮には天皇の始祖が祀られている。
・熱田神宮のレイアウトを示したリーフレット(英語版)を使って鳥居を説明。その後手交した。
・授与所、お守り、おみくじ、絵馬。 ゲストがお守り5種(長寿、交通安全等)を購入した。
・本宮
拝殿、中重、本殿。 参拝の仕方。神道では他の宗教(例えば仏教)の信者が参拝することは問題ない。多くの日本人は神道と仏教のふたつの信者である。
・祈祷殿
結婚式がひとりの shinto priest と、ふたりの shrine maidens の立ち合いのもとで行われる。
・一之御前神社
荒魂が祀られている理由:火山噴火、地震、落雷は、神の怒りすなわち荒魂の活動と考え、それを祀り、静まるように祈願した。
・清水社
水を司る神。湧水があり、それはお肌に良いとされる。地元の女性が祈願にやって来る。
・御田神社
米の豊作の守護神。毎年3月に米の豊作の祈年祭が行われる。
・神楽殿
両親が誕生した赤子を連れてきて、天恵を祈祷する。
・大楠
樹齢約 1,000 年、熱田神社の御神木。注連縄は神域を示す。御神木の内部を数匹の蛇が
住みかしていて、地元の神道の信者が神の分身として崇め、毎朝卵をお供えしている。
蛇が出て来て御神木上を這っているところの写真を見せる。
・酒樽
地元の醸造業者から奉納されたもの。72リットル入り。祈年祭でお供えされる。
・手水舎
参拝者は参拝する前に手を洗い、口を漱いで身を清める。
・南新宮社
境内で唯一の赤色で塗られた社。赤色は火に由来し、邪悪を寄せ付けないとされる。
・別宮八剣宮
建築様式は本宮とほぼ同じで、大きさは縮小された。
・上知我麻神社
知恵の神様で学業向上、試験合格を目指す人たちが祈願に訪れる。ゲストから破魔矢について尋ねられたので、厄除けの矢であることを説明した。その後ゲストが購入した。
・事代主社
七福神のひとつである えびす神が祭られている。兵庫県の西宮神社からえびす神の分霊が勧請された。
オーストラリア、メルボルンのご夫妻の大須ガイド(大須随時ガイド)
ガイドルート:大須観音→仁王門通→門前町通→万松寺通→新天地通→ふれあい広場
午前中熱田神宮をガイドした末松百合子さんがゲストを案内して12時50分ころ大須観音駅に到着。
さっそく館山満代さんも同行してガイドを開始した。まず大須観音の略歴を紹介した。
本堂の前で、線香の煙で体を撫でると災いや痛みがなくなると説明すると、購入した線香に火をつけて熱心に煙を体に当てていた。
ご主人のおみくじは大吉で喜んでおられたが、奥様のおみくじは小吉だったのでロープに括ってきた。
仁王門を出て商店街を散策した。100円ショップでお土産の箸を買われた。アッキーワンではお銚子セットを購入するなどショッピングを楽しんでおられた。
お茶の嘉木園では店員の英語での説明を聞きながら新茶の試飲を楽しんでおられた。
線香の煙、おみくじ、箸、お銚子セット、お茶など日本的文化に関心を示して楽しんでおられた。
ご主人がアニメに関心があるとのことで、まんだらけに立ち寄った。
ふれあい広場で石のベンチに腰掛けて休憩しながら、私が用意した手品を披露して15時ころガイドを終了した。(加藤)
ご夫妻ともに日本文化について関心があり、去年もバケーションに日本を選んでいるほど。
ショッピングは積極的にはしなかったものの何店か日本の物を購入されていていた。
ドラッグストアでは香り付きの汗ふきシートをお勧めしたところ、気に入って購入された。
旦那さんは酒がお好きで、前もってわかっていたら酒の飲める場所もリサーチできたなと思いました。(舘山)
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