2012年度の英語講演会として、3月10日、大須でボランティアガイドをされている Stephen Carter さんをお招きして英語講演会が開催され、50人を超える会員および一般の方々が参加されました。
講演会の前半は、Carter さんとAGGNの久富理事の対話形式で話が進み、古いものと新しいものとが一体となって発展を続けている大須の魅力がスライドと共にいろいろと紹介されました。休憩をはさんで後半は、Carter さんを囲み、大須をたびたびガイドしているAGGN会員二人と、中国およびインドからの二人の外国人を交え、佐藤副理事長の司会でのパネルディスカッション。お互いに大須をガイドする時の経験をふまえた様々な視点からのお話で、参加者からも活発な質問が出されました。また最後には、大須の街の発展に中心的な役割を担っておられる二人の方からも示唆に富むお話を伺うことができました。 (中田 記、写真提供 北野)
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2012年度第8回研修として、成人の日連休初日の1月13日、英語研修会が行われ、会員および一般合わせて30人ほどが参加しました。講師はAGGNのニュースレターで好評の連載コラムを執筆中の中西哲彦理事と日本福祉大学の Gary Kirkpatrick さん、この日のテーマは、Verbal Expression と Non-verbal Expression の違いについてでした。
一つのことを説明する場合、それを取り巻く周りの状況を考えながら、わかりやすい言葉を使って適切に表現することが必要だということを、様々な例を示しながら説明され、ガイドを志す私達にはたいへん良い勉強になりました。(中田 記、 写真提供 北野)
師走に入って冷え込みが厳しくなってきた12月2日、本年度第7回研修として知多半島に出かけました。今にも時雨れそうな天気でしたが、知多岡田、南知多、半田のそれぞれのボランティアガイドの方に温かく迎えていただき、寒さを忘れて楽しい時間を過ごしました。
今回も、知多半島の繁栄の歴史、知多と他の地域との関係などについての認識を新たにしたほか、皆で俳句を詠んだり、織物を体験したり、日本酒の試飲をしたりと、五感をフルに活用して多くを学ぶことができました。(松川 記)
10月7日、秋の天神祭りでにぎわう有松のコミュニティセンターをお借りして、第6回研修会「有松 英語ガイドワークショップ」を行いました。16人の参加者(うち会員15人)のほか、加藤紀子理事宅に滞在中のアメリカ人御夫妻にもゲスト参加していただいて、事前に配布された資料をもとに、外国の方に絞り体験をしていただく時に必要な英語表現をワークショップ方式で考えました。参加者があらかじめ用意してきた英文を発表して検討したり、それに対してネイティブならではの発想による英訳例をアドバイスしていただいたりして、たいへん楽しく、中身の濃い研修会になりました。研修終了後、時間のある参加者は、買い物やからくり人形の実演を楽しんだり、お神酒のお下がりをご馳走になったり、山車を引っ張ったりと、思い思いに祭りを楽しんで帰りました。 (松川 記)
朝夕はいくぶん秋の気配を感じられるようになった9月9日、名古屋仏具研究会会員のご指導で、名古屋のいわゆる仏壇ストリートのガイド研修会が行われました。 まず中区橘の栄国寺で切支丹遺跡資料館のいろいろな展示物を拝観したあと、本堂で仏壇の歴史や製造工程についてのお話を伺いました。 次いで参加者は二組に分かれ、多くの仏壇・仏具店が軒を並べる町並みを散策。途中で漆工芸の工房で漆塗りの説明を受け、また仏壇製造のお店で仏壇の作り方についてのお話を聞きました。
漆は空気中の湿度がある程度無いと乾かないとか、仏壇の木組みは釘や接着剤などは使わず、すべて木の組み合わせで作られているなど、日頃私達が知らないことばかりでした。
最後に中区の生涯学習センターで仏具飾り制作や金箔の貼り付けの実演を見学し、また自分達も簡易蒔絵の体験学習を経験し、擬似金箔の蒔絵による美しい絵皿を各自が作って楽しみました。 (中田 記)
連日の猛暑が続く中ですが、拓本採りに最適なこの時期を選んで、本年度の第2回交流会 「名古屋城石垣刻紋の拓本採り」 が行われました。 途中で急な大雨に降られて全員びしょぬれになるアクシデントもありましたが、名古屋城の学芸員さんや名古屋城振興協会の方のご指導で、会員12人と、夏休み中のお子さんなどの会員家族と外国人6人の計18人がにぎやかに拓本採りを楽しみ、併せて、通常は非公開の猿面席や書院などの茶席も見学させていただきました。 (松川 記)
梅雨晴れの快晴に恵まれた7月8日、通訳案内士の布目晃子氏を講師にお迎えし、2012年度第3回研修会として産業技術記念館ガイド研修が行われました。参加者はAGGN会員や一般及び学生など計31人。
研修会の前半、参加者は資料として配布された語彙集を片手に、産業技術記念館の実際の展示会場を、繊維機械館、金属加工コーナー、自動車館と順に巡りながら布目講師の様々な英語説明をお聞きしました。
休憩をはさんで研修会後半は、蒸気機関運転の実演を見たあと参加者が4グループに分かれ、繊維機械館と自動車館に設置されている計4箇所のビデオを見ながら、トヨタの「ものづくり」全般に関する知識をさらに深めました。 (中田 記)
2012年度年次総会のあと、2012年度の第2回研修会が同じ会場で行われました。 講師は、英文情報誌 AVENUES の佐藤久美氏(AGGN 副理事長)、テーマは 「Voices from Central Japan, full of local attractions」 ということで、外国人の書いた記事をもとに、外国人の目からみたこの地域の歴史・文化のご紹介でした。 四半世紀、25年にわたって AVENUES の編集に携わっておられる佐藤氏は、それぞれの時代時代のエピソードを中心に、外国人がこの地域をどのように見ていたかを創刊号から順を追って話され、いずれも大変興味ある話題でした。 AVENUES の編集を通して知り合った外国人とのつながりを大切にし、幅広いネットワークを作って活躍しておられる佐藤氏のお話に、参加者一同深い感銘を受けたことと思います。 (中田 記)
5月13日(日)、名古屋市女性会館第1研修室において 2012年度の年次総会が開催され、次の議案が可決・承認されました。
1) 2011年度事業報告
2) 2011年度収支決算報告 および 監査報告
3) 定款の改定 (理事定数の変更)
4) 2012年度役員の選任
5) 2012年度事業計画案
6) 2012年度収支予算案 (一部修正を含む)
あいにくの雨模様の中、会員、一般、外国人、計35名の参加によって、今年度の第一回交流会 「堀川クルーズ」 が行われました。 参加者は、13時に貸切のウオータージェット船で熱田区の 「宮の渡し」 を出航して堀川を遡り、名古屋城に近い幅下橋の手前でU
ターンして 「納屋橋」 に着岸しました。
この2時間余のクルーズの間、船の中では 「堀川文化を守る会」 のボランティアガイドの方が堀川の歴史や堀川沿いの人々の暮らしなどについて説明され、外国人の方々にはそれを会員が英訳して聞いていただきました。 両岸には、材木置き場の名残り、江戸時代の建物が残る商家、しゃれたカフェなどが刻々と姿を見せ、いつも見ている名古屋の街とはまた違う名古屋を発見したような気がしました。 (松川 記)