2020年 |
熱田神宮を随時ガイドの訪問地の一つとして選ぶ外国人旅行者は比較的多い。
訪れる目的は、都会の中で静かな空間を散策したい、日本の神や神社について
知りたい、など様々です。森の中に点在する宗教施設を巡り,日本人のこころ
の原風景とでも呼ぶべき世界を体感してもらえるガイドをしたいと思います。
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これから出てくる写真の位置は「熱田神宮ガイドの資料(2020 年)」P.3 の「ガイドスポットの位置」の地図に載っていますので、参考にしてください。
熱田神宮は神道の神社です。神道は自然と先祖に対する崇拝に基づく日本固有の宗教です。 この熱田神宮は 1,900 年以上の歴史があるといわれています。神体は三種の神器の 一つである剣です。本殿に祀られています。境内にはいろいろ見所がありますが、まず、 本殿に参拝に行きましょう。本殿のある本宮は、この参道の突き当り、約 400m先にあり ます。参拝した後に、おすすめのスポットに立ち寄りましょう。 |
参道を歩きながら静寂な雰囲気を体感できます。
参道は参拝するための道です。玉砂利が敷いてあります。歩く音で邪気を払い、神 に「これから向かいますよ」と知らせる意味があります。参道の端を歩くのが礼儀とされ ています。真ん中は神の通り道です。 |
手水舎は、参拝者が本宮に行く前に水で手と口をすすぎ、心身を清めるところです。 やり方を見せます。もしよかったらやってみてください。
① 柄杓(ひしゃく)を右手に持ち、左手を洗う。 ② 柄杓を左手に持ち、右手を洗う。 ③ 再び、柄杓を右手に持ち、左手に水を受け、口をすすぐ。 ④ 左手を洗い流す柄杓を立てて、柄を洗い、柄杓の表面を下にして置く。 |
注連縄が張りめぐらされ、神木であることを示しています。
ここが本宮です。正面に見える建物が拝殿です。屋根の頂上に勝男木(かつおぎ)がそえ られ、屋根の両端には千木(ちぎ)が付けられています。奥に本殿があります。拝殿の向 こうの広場で、神職が祭礼を行います。一般の参詣者はここから中には入れない神聖な空 間です。 |
家内安全・業務繁栄の神札(しんさつ)や、健康長寿、災難除、合格、安産などを 祈るお守りを授与しています。おみくじで自分の運勢を占うこともできます。大吉
から大凶まで各種あって、運勢を占ってくれます。おみくじを引いたら、それを指定され た所に結び付けます。そうすることで、もし凶をひいたら、不運を後に残して去ることが
できます。よいおみくじはそのまま持っていてもよい。絵馬には願い事を書いて、 指定された場所につるします。。参拝のあかしとして御神印もいただけます。
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神楽殿で初宮参り・安産・厄除・家内安全などのご祈祷が行われます。神聖な音楽 や巫女(みこ)による舞が演じられます。
清水社の祭神は水をつかさどる神。楊貴妃伝説にまつわる美のパワースポット。楊貴妃は 中国の皇帝の妃。日本では絶世の美女としてよく知られています。湧き水の中の石は楊貴 妃の墓石(五輪塔)の一部と言われています。その石に水をかけて祈るとお肌がきれいに なり美人になると言われ、若い女性たちにパワースポットとして人気があります。 |
西楽所(にしがくしょ)は空襲で焼失しなかった古い建造物の 一つです。桧皮葺(ひわだぶき)の屋根が美しい。舞楽神事では、神楽殿前の広場に設置 された舞台で舞楽が行われる。西楽所の中で楽が奏される。
信長塀は 400 年以上前に造られた壁の一部です。織田信長が祈願によって戦 勝したことへの感謝のしるしとして奉納したので、信長塀と呼ばれています。そのストーリーから、勝負運を祈願するために訪れる人も多いスポットです。 |
六つの小さな社が一列に並んで鎮座しています。
文化殿の中の宝物館には 6,000 点以上の宝物を収蔵されています。収蔵品は、古文書、古 鏡、舞楽面など多彩であり、神体が剣であることから、刀剣類が多く、名刀の宝庫として 著名です。重要文化財に日本書紀の写本もあります。 |
ご覧いただきありがとうございました。
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